一日流れ

前日夕方~商品入荷

魚を積んだ大型トラックや、水槽車が全国各地から到着します。生鮮の水産物をはじめ、冷凍品や加工品、惣菜など、全国のみならず海外からも、産地・規格・価格などの異なる多種多様な商品が入荷します。到着した品物は各売場に並べられていきます。

03:00~商品下見

仲卸業者、買参人等の買受人は、セリ売りされる商品の品質、鮮度、サイズなどの事前チェックを行います。長年培われてきた知識と経験を活かした「目利き」の時間です。あらかじめ買いたい品物と、買いたい値段を決めます。セリ売りしない商品は、話し合いで数や値段を決める「相対」販売をします

04:00~セリ開始

鐘の音を合図にセリが始まると、セリ人の呼び掛けに応じて仲卸業者、買参人が指で値段を示していきます。セリ人は多くの買い手の中から一番高い値段を示した買い手の名前を読み上げて競り落とします。セリは売り場を移動しながら行われ、次々に買い手が決まっていきます。競り落とされた品物は順次市場内の店舗に運ばれ、また、待機していたトラックに積まれて量販店や小売店へ向かいます。

05:00~仲卸売場

仲卸業者は、セリや相対で仕入れた商品を市場内の店舗に運びます。必要に応じて、加工したり小分けして売場に並べ、買い出しに来た小売業のお客様に販売します。

07:00~後片づけ

卸売場、仲卸売場では商品が運び出され、後片づけや清掃が行われます。卸売業者は出荷者と連絡をとって本日の売り報告と翌日売りの準備を行います。買出し人の車や、配送トラックで一杯だった駐車場も閑散となり、翌日の入荷が始まるまでの束の間、市場は落ち着きを取り戻します。

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